夏目ナナ ── 浪速が生んだ情熱の「太陽」。その底抜けの明るさは、AVという枠を軽々と飛び越えた

2004年。 ソフト・オン・デマンド(SOD)から、関西の熱いエネルギーをそのまま凝縮したような、とてつもない新人がデビューした。 夏目ナナ。 彼女の登場は、それまでのAV業界の常識を、豪快な笑い声と共に吹き飛ばすような出来事だった。 単にスタイルが良いとか、顔が可愛いとか、そんな次元の話ではない。 彼女には、画面越しでも伝わってくる圧倒的な「陽」のオーラと、見る者すべてを元気づけるような「スター性」があったのだ。

彼女の最大の魅力。それは、小麦色に焼けた肌に映える「Gカップの奇跡的ボディ」と、コテコテの関西弁が織りなす「最強のキャラクター」だ。

163cmのバランスの取れた肢体。 そこに宿る豊満なバストと、引き締まったウエストのコントラストは、まさにグラビアアイドルの頂点を行くものだった。 しかし、彼女が伝説となった理由は、その完璧なビジュアルを裏切るような、親しみやすさにある。 口を開けば、飾らない大阪弁が飛び出す。 「エロい」のと同じくらい、「面白い」。そして「可愛い」。 そのギャップは、当時の男性たちを虜にしただけでなく、バラエティ番組などを通じてお茶の間にも浸透していった。 AV女優という肩書きを持ちながら、それを卑下することなく、むしろ武器にして堂々とメディアで渡り歩く姿。 彼女は、業界のイメージそのものを、明るくポップなものへと変えてしまったパイオニアの一人だ。

「ロンドンハーツ」などのバラエティ番組で見せた、物怖じしないトーク力と、芸人顔負けのリアクション。 けれど、ひとたび本業である作品に戻れば、そのGカップを激しく揺らし、情熱的に愛を交わす。 そのプロフェッショナルな切り替えもまた、彼女のかっこよさだった。 彼女は、僕たちの「性の対象」であると同時に、憧れの「姉御」であり、クラスの人気者でもあったのだ。

現在は実業家としても活躍している彼女。 しかし、あの頃、ブラウン管やモニターの中で弾けていた彼女の笑顔は、今も僕たちの心の中でまぶしく輝いている。

夏目ナナ。 彼女は、2000年代中盤のAVシーンを照らし続けた、真夏の太陽だ。 ジメジメした空気など一切寄せ付けない、あの底抜けの明るさと、ゴージャスな肉体。 彼女が僕たちに見せてくれたのは、単なる快楽ではなく、生きることの楽しさそのものだったのかもしれない。 浪速が生んだ最高のスター。彼女の伝説は、これからも決して色褪せることはない。