2007年4月。 新進気鋭のメーカー「kawaii*」から、そのブランド名を体現するかのような、とてつもない美少女がデビューした。 大橋未久。 「AV史上もっともkawaii*ショートカット」。 そのキャッチコピーに偽りはなかった。いや、むしろ言葉が追いついていなかったかもしれない。 パッケージに映る彼女を見た瞬間、誰もが息を呑んだはずだ。 そこにいたのは、作り物めいたアイドルではなく、誰もが夢見る「理想の同級生」の究極形だったからだ。

2004年。 ソフト・オン・デマンド(SOD)から、関西の熱いエネルギーをそのまま凝縮したような、とてつもない新人がデビューした。 夏目ナナ。 彼女の登場は、それまでのAV業界の常識を、豪快な笑い声と共に吹き飛ばすような出来事だった。 単にスタイルが良いとか、顔が可愛いとか、そんな次元の話ではない。 彼女には、画面越しでも伝わってくる圧倒的な「陽」のオーラと、見る者すべてを元気づけるような「スター性」があったのだ。

2007年の夏。 BEAUTYというレーベルから、北海道の空気そのものを纏ったような、清涼感あふれる美少女がデビューした。 夏川るい。 そのパッケージを初めて目にした時、多くの男性が、遠い日の初恋を思い出してしまうような感覚に襲われたのではないだろうか。 小柄で華奢な身体、そして何よりも、透明感という言葉が誰よりも似合う整った顔立ち。 彼女は、作りこまれた派手さとは無縁の、クラスで一番可愛い女の子がそのまま目の前に現れたような、圧倒的なリアルさと親近感を持っていた。

1990年。 バブル経済の熱狂がまだ人々の心に残っていたあの時代に、ダイヤモンド映像からとんでもない経歴を持つ新人が現れた。 卑弥呼。 そのパッケージには「ミス日本・東京代表」という、アングラな世界においてはあまりにも眩しすぎる肩書きが躍っていた。 当時、そのインパクトは計り知れなかったはずだ。 「あのお堅いコンテストの選出者が?」という背徳感と、覗き見趣味をこれでもかと刺激する仕掛け。 しかし、彼女の真の凄さは、その肩書きさえも霞むほどの「圧倒的な肉体美」と「底抜けの明るさ」にあった。

1984年。 アダルトビデオというメディアが、まだ「裏街道」をひっそりと歩いていた時代。 そこに、眩しいほどのスポットライトを浴びた一人の女優が現れた。 北原ちあき。 彼女の登場は、当時のAV業界にとって、ある種の「事件」だったと言ってもいいだろう。 なぜなら、彼女は単なる新人ではなく、テレビ番組の司会やドラマ出演もこなす、正真正銘の「芸能界の住人」だったからだ。 日活ロマンポルノで主演を張り、スクリーンの中で輝いていた彼女が、なぜビデオの世界に降りてきたのか。 その謎めいた背景すらも、彼女の魅力を増幅させるスパイスになっていた。

1987年。 昭和という時代が終焉を迎えようとしていた頃、AV業界に「事件」と呼ぶべき一人の女性が現れた。 前原祐子。 彼女のプロフィールを見た時、僕たちは我が目を疑った。「ミス・クリスチャン・ディオール準ミス」。 そんな輝かしい経歴を持つ女性が、なぜ、この世界に降り立ったのか。 それは単なるスキャンダルを超えて、ある種の「奇跡」を目の当たりにするような感覚だった。 彼女は、それまでのAV女優が持っていた庶民的なイメージを一切排除した、正真正銘の「高嶺の花」だったのだ。

1984年。 バブル景気へと向かう世の中の喧騒とは裏腹に、AV業界の片隅に、あまりにも「影」を帯びた一人の女優が佇んでいた。 八神康子。 彼女の名前を聞いて、胸の奥がざわつくのは、きっと私だけではないだろう。 現代の明るくポップなAV女優たちとは、決定的に何かが違う。 彼女が纏っていたのは、昭和という時代特有の「湿り気」と、触れたら崩れてしまいそうな「儚さ」だった。

2001年。 新世紀の幕開けと共に、一人の少女がAV業界に現れた。 堤さやか。 その名前を聞いて、当時の甘酸っぱい記憶が蘇る人も多いだろう。 彼女は、単なるアダルトビデオの女優という枠を超えて、僕たちの「理想の妹」であり、手の届きそうな「クラスメイト」だった。 151cmという、思わず守ってあげたくなるような小さな身体。 あどけない童顔に、少しはにかんだような笑顔。 彼女のパッケージを手に取ることは、まるで禁断の果実に手を伸ばすような、背徳と純粋さが入り混じった特別な体験だった。

2000年代初頭。 インターネットが普及し始め、アダルトビデオというものが、密かな愉しみからメジャーなカルチャーへと変貌しようとしていた時代。 その最前線に、一人の圧倒的な「太陽」がいた。 及川奈央。 彼女の登場は、それまでのAV女優という概念を、根底から覆す革命だったと言っても過言ではない。 「デジっ娘」としてのブレイク、バラエティ番組での活躍、そして何より、あの屈託のない笑顔。 彼女は、AV女優でありながら、同時に誰からも愛される「クラスのマドンナ」のような、不思議な親近感を持っていた。

2010年。 ネットアイドル「しずく」としてデビューし、やがて「初美沙希」という名でAV界の頂点へと駆け上がっていった一人の女性。 彼女の登場は、それまでの「ギャル系女優」の概念を根底から覆すものだった。 ただ派手なだけじゃない。ただ可愛いだけじゃない。 そこには、誰もがひれ伏すような圧倒的な「華」と、プロフェッショナルとしての凄みが同居していたからだ。