森本みう──152センチの少女が駆け抜けた、10年間の孤独と成熟の軌跡
1990年代の半ば、レンタルビデオ店の棚に並んでいたKUKIのパッケージには、いつもどこか切なくて、それでいて不思議な華やかさがあった。数多くの美少女たちが一瞬の火花のように散っていくあの時代にあって、1996年の夏にひっそりと現れ、そこから2005年までの約10年間という長い時間を、途切れ途切れに、しかし確実に生き抜いた女優がいる。「森本みう」という名前を思い浮かべるとき、私の胸に広がるのは、一人の少女が大人の女性へと移ろいゆく歳月の重みと、言葉にできないほどの愛おしさだ。