波多野結衣さんのことを、“いつから知っているか”を思い出せない。
でも、“いつから好きだったか”は、なぜかよく覚えている。
たぶん、それは彼女の微笑みが「忘れさせない」何かを持っていたからだ。
長いキャリア、数え切れない出演作。
“美人すぎるAV女優”とか、“国民的AV女優”とか、いろんな形容がある。
でも僕にとっての波多野結衣さんは、
「安心できる人」「ずっと観ていられる人」──ただ、それだけで十分だった。
彼女の魅力って、完璧すぎないところにあると思う。
もちろん綺麗だし、スタイルも抜群なんだけど、
ふと見せる照れた表情、言葉に詰まる瞬間、
そういう“揺らぎ”があるから、彼女は長く愛されているんじゃないだろうか。
プレイの中でも、すごく“余裕”がある。
でもそれは、どこか上から目線の「余裕」じゃない。
共演者とちゃんと向き合って、その場の空気を読みながら、
柔らかく包むように、でもときに大胆に、自分を差し出している。
それが、とても大人っぽくて、かっこよくて、
それでいて、どこか少女のような無邪気さもあって。
結局、波多野さんを形容しようとすると、いくつもの“矛盾した言葉”が浮かんでくる。
その矛盾が心地よくて、癖になるんです。