三尾めぐ ── 秋田の雪が育んだ、哀しいほど美しい白磁の肌
2021年5月。 成熟した大人の美を追求するブランド「マドンナ」から、一人の美女が現れた。 「三尾めぐ」。 そのパッケージを見た瞬間、僕たちは息をのんだ。 そこに映っていたのは、作り物の設定ではない、圧倒的な「本物の美」だったからだ。
彼女の魅力。それは、秋田という土地が育んだ、透き通るような「白磁の肌」と、触れたら壊れてしまいそうな「儚(はかな)さ」にある。
1995年生まれ──。 「美女が多い都道府県ランキング1位『秋田』で1番キレイな人妻さん」というキャッチコピーは、決して大袈裟ではなかった。 165cmのスラリとした肢体、黒髪が似合う整った顔立ち、そして何より、雪国生まれ特有の、抜けるような白い肌。 彼女がそこに佇んでいるだけで、周りの空気がひんやりと澄み渡るような、そんな静謐なオーラを放っていた。
マドンナ専属としてデビューした彼女が見せたのは、単なる性的な興奮だけではない。 「幸せになれない自分を変えたくて」というデビューの動機が示す通り、彼女の瞳の奥には、どこか満たされない孤独や、言葉にできない憂いが見え隠れしていた。 その哀しげな表情が、快楽によって徐々に熱を帯び、桜色に染まっていく様。 それは、冷たい雪解け水が春の陽射しを浴びて輝き出すような、美しくも切ない光景だった。
企画単体女優へと転身した後も、彼女は精力的に活動を続けた。 清楚な人妻から、時には大胆な役柄まで。 どんなシチュエーションでも、彼女の持つ「品格」と「透明感」は決して損なわれることはなかった。 特に、黒いパンストを身につけた時の美しさは、「淑尻(しゅくじり)」と称されるほど、僕たちの記憶に鮮烈な印象を残している。
2023年7月、引退。 彼女が駆け抜けた2年間は、あまりにも短かったかもしれない。 けれど、彼女が残した作品の一つ一つは、まるで雪の結晶のように、今も僕たちの心の中で静かに輝き続けている。
三尾めぐ。 彼女は、秋田の雪が生んだ、美しき幻影だ。 あの透き通るような白い肌と、憂いを帯びた瞳。 彼女が教えてくれた、冷たくて温かい愛の記憶を、僕たちは決して忘れることはないだろう。

