あやみ旬果 ── 駆け抜けた「奇跡の7年間」。彼女は僕たちの青春そのものだった

2012年。 一人の少女が、まるで彗星のようにAV業界に現れた。 あやみ旬果。 その名前を聞くだけで、胸の奥が熱くなり、同時に少しだけ切なくなるのは、僕たちが彼女と共に「時代」を過ごした証拠だろう。 彼女が引退した2019年までの約7年間、彼女は間違いなく業界の頂点に君臨していた。 けれど、彼女は遠い存在の「女王様」ではなかった。 いつだって全力で、汗まみれになって、画面の向こうの僕たちに笑顔を届けてくれる、最高の「アイドル」だった。

彼女の最大の魅力。それは、非の打ち所がない「パーフェクトなビジュアル」と、トップに上り詰めても決して手を抜かない「泥臭いまでのプロ根性」だ。

大きな瞳、整った鼻筋、そして誰もが振り向くような華やかなオーラ。 彼女のルックスは、デビュー当時から完成されていた。 「1000年に1人の逸材」なんて言葉が霞んで見えるほど、彼女の輝きは本物だった。 しかし、彼女を伝説にしたのは、その美貌だけではない。 彼女は、どんなに過酷な撮影でも、どんなにハードな要求でも、決して弱音を吐かなかったという。 S1に移籍し、トップ女優としての地位を不動のものにしてからも、彼女の瞳から「ハングリー精神」が消えることはなかった。 DMMアダルトアワードで最優秀女優賞を受賞した時の、あの涙。 あれは、彼女がどれだけの重圧と戦い、どれだけの想いでこの仕事に向き合っていたかを物語っていた。

彼女の作品には、魂がこもっていた。 可愛いだけのアイドル演技ではない。相手を求め、快楽に没頭し、感情を爆発させる。 その熱量は、画面越しに僕たちの心を揺さぶり続けた。 彼女が笑えば僕たちも嬉しいし、彼女がイケば僕たちも満たされる。 そんな一体感を感じさせてくれる女優は、彼女をおいて他にいない。

2019年、引退。 平成の終わりと共に、彼女はマイクを置き、ステージから去っていった。 彼女がいなくなった後の業界は、灯が消えたように寂しく感じられたものだ。 「あやみロス」という言葉が、痛いほど身に沁みた。

あやみ旬果。 彼女は、僕たちの青春時代を彩った、季節外れの鮮やかな花火だった。 その圧倒的な輝きと、儚い引き際。 彼女が残してくれた数々の名作は、今も色褪せることなく、僕たちのライブラリの特等席に鎮座している。 ありがとう、平成最後のレジェンド。 君に出会えた奇跡を、僕は一生忘れないだろう。