未歩なな──守りたい、そのイノセンスを、誰よりも、壊したい
その存在は、あまりにも純粋で、あまりにも無垢だ。 148cmという、あまりにも小さな身体。 子犬のように、きゅるんとした瞳。 そして、見る者の心の武装を、一瞬で解除してしまう、天使のような笑顔。
「未歩なな」
彼女を初めて見たとき、誰もが、こう思ったはずだ。 「守らなければ」と。 この、あまりにも小さく、あまりにもか弱い存在を、この世界の、あらゆる醜いものから、守り抜かなければならない。 その、ほとんど父性にも似た、切実な庇護欲。 それこそが、彼女が我々にかけた、最初の魔法だった。
しかし、私たちは、すぐに知ることになる。 その、あまりにも純粋な器の中に、どれほど激しく、どれほど淫らな嵐が、隠されていたのかを。
彼女の作品に触れることは、一つの「裏切り」に、共犯者として加担する行為だ。 あの、無垢な子犬だと思っていた少女が、私たちの前でだけ、その本能を、牙を、剥き出しにしていく。 恥じらいながら、戸惑いながら、しかし、決して抗うことなく、自らの身体の奥に眠っていた、未知の快楽に、その身を委ねていく。
その姿は、私たちの心に、どうしようもないほどの罪悪感と、同時に、抗うことのできないほどの興奮を、同時に刻み付けるのだ。 守りたい、と思っていたはずの存在を、今、この手で、汚してしまっている。 その、脳を焼くような背徳感。 それこそが、未歩ななという、底なしの沼の、本当の恐ろしさであり、本当の魅力なのだ。
彼女は、ただの「ロリ系」女優ではない。 男が、心の最も深い場所に隠し持っている、「純粋なものへの憧れ」と、その「純粋なものを破壊したいという欲望」。その、最も根源的で、最も矛盾した感情を、同時に、そして完璧に、満たしてくれる、奇跡のような存在だ。
未歩なな。 彼女は、私たちの、守るべき妹であり、そして、壊すべき禁断の果実なのである。 私たちは、その甘美な矛盾から、もう、決して、逃れることはできない。

